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夜の写本師 乾石智子


夜の写本師
 乾石智子
右手に月石、左手に黒曜石、口のなかに真珠。三つの品をもって生まれてきたカリュドウ。だが、育ての親エイリャが殺されるのを目の当たりにしたことで、彼の運命は一変する。女を殺しては魔法の力を奪う呪われた大魔道師アンジスト。月の巫女、闇の魔女、海の娘、アンジストに殺された三人の魔女の運命が、数千年の時をへてカリュドウの運命とまじわる。エイリャの仇をうつべく、カリュドウは魔法とは異なった奇妙な力をあやつる“夜の写本師”としての修業をつむが…。


去年かな?いやもっと前かな、ジョン・ダニングの「死の蔵書」の続編の「幻の特装本」というのを読みまして、ちょっと本の装丁などに興味を持っていたので手に取りました。

内容はファンタジーで、いまいち気分が乗らなかったのですが、作者が同郷で、しかもこの本がデビュー作だったので、ちょっと応援する気もちで読んでみたところ。

これがデピュー作ですか?!

というくらいよく出来ていました。

情景の描写もなめらかだし、千年に及ぶ壮大なストーリーでありながら、世界観がまとまっていてブレがない。

現代から始まって、過去の物語、そして現代に繋がって終結という流れも、きちんとその時代を書くための伏線が用意されていて、きっちり完結するので読んだ後に物足りなさが残らない。

何よりも「写本師」という職業に授けた能力の設定が斬新。(ここネタばれっぽいのでぼかします。)

出てくる街の名前とか、人の名前が頭に入らなくて最初何度か行きつ戻りつして読みましたが、この作家さんの次の作品も楽しみです。

でも、プロフから「1999年教育総研ファンタジー大賞受賞」とあるのですが、この本が出版されるまでに干支が一回りするほどの時間がたっているので、次の作品が読めるのはいつなのかなぁ...。

何年かぶりに骨太のファンタジーを読みました。


こんな夜中に何ブログ書いてるの私?なんですが、昼間暑かったせいか、体がポカポカして眠れないんです...。節電なので最近はよく読書してます。というか、イライラするようなニュースばっかりで、テレビ見たくないんです。(えぇ、あの明智光秀並みの速さで退陣した大臣さんの一件以来イライラしてばかりです、私。)今日の牛のお話も、1軒の農家さんの過ちで終わらせたりしないでね。あの頃、ガソリンもなく、スーパーの棚はガラガラで、人間だって食べるものに窮するかもしれない不安でいっぱいでした...。避難しようにも燃料はなく、引越し業者も福島には入りませんと言ってた頃です。置き去りにされた動物の映像に号泣しましたよね?もっと国がしっかりしていたら、出荷されることはなかったでしょうね。メンツがどうのこうの言ってる暇があったら、暮らしている人の身になって考えて欲しいですね。本気で!
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テーマ : 読書メモ   ジャンル : 本・雑誌

なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか? 志賀内泰弘

なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?
志賀内 泰弘
ダイヤモンド社
主人公はとあるサラリーマン。公園でみかけた「ゴミ拾いをする老人」との出会い。たった1つの空き缶を拾ったことから、人生が変わりだす。実話をベースとした日本初の「そうじ小説」。

主人公は、とあるサラリーマン。公園でみかけた「ゴミ拾いをする老人」との出会い。たった1つの空き缶を拾ったことから、人生が変わりだします。なぜ「そうじ」をすると人生が変わってしまうのか?それは…、「ゴミを1つ拾う者は、大切な何かを1つ拾っている」からなのです。


「ひとつ前のどよんと落ち込んだ日記の次は啓蒙本?」と思われてしまいそうですね。(苦笑)

あれから図書館に本を返却しに行って、手ぶらで帰るのもなんなので、新刊本の棚にあったのをひとつ選んできたのがこの一冊。

「人生を変える」ということにはまったく興味がないけれど、なんせ私は「拭き掃除マニア」でして、地球に優しい掃除用具も日々追求しているうえに、掃除に関する本も大好きなのです。

まぁ、新刊の棚にこれといって興味をそそる本が他になかったからというのが借りてきた本音ですが、これがこれが、


すごくよかった~!


ひと晩で読み終えて、翌日からせっせとお掃除。

先週末もずっとお掃除してました。

おかげで「心の澱」もお掃除できて、


気持ちに渇が入りましたよ!


この本はお掃除の方法について書かれているのではなく、ましてやお金持ちになる方法についても書かれてません。

掃除をすることで見えていなかったことに気づいたり、小さなことの積み重ねが決して無駄ではないということを教えてくれます。

あんまり熱弁するとまるで洗脳されちゃったように思われそうですが、「やらないよりもやったほうがいいでしょう?」っていうごく当たり前のことが書いてあるんだけど、読み終わったあとに「そうだな、頑張ろう!」って気分になっちゃう本当に良い本でしたよ。(笑)

日々、鬱々とした気分でいた私にはぴったりでした。


この本に出てくる川の掃除の話、ちょっと記憶が定かではないのですが、テレビで確かに見たことがあります。

海外の話だったと記憶しているんだけど、日本だったのかな?

そのテレビで紹介されたお話も、とても感動的で素晴らしかったです。(そのわりに記憶があやふやですが。汗)


本は「ゴミ拾い」に例えてますが、小さなことの積み重ねが大きな力になるということを気づかせてくれる1冊です。

私のように、何かしたい、何かしたいと思いと裏腹に行動が空回りしちゃっている人にはぴったりの本。

きっと自分に出来る何かを見つけられます。

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マタタビ潔子の猫魂 朱野帰子

マタタビ潔子の猫魂(ねこだま)
朱野 帰子
メディアファクトリー (2010/1/20)
第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞作!妖魔退散エンターテインメント
地味で無口な28歳派遣社員・潔子。職場ではなぜか嫌がらせに遭うが、言い返すこともできず、ひとりアパートに帰っては枕を濡らす日々。しかしそのアパートで潔子を待つ飼い猫は、実は「猫魂(ねこだま)」なる憑き物だった!オニヒトデやアライグマなど外来生物の新種「憑き物」が憑いた人間が、潔子の周りに集り、戦いを挑んでいたのだ。しかし潔子の怒りが頂点に達したとき、猫魂と一体化!冴えない姿から黒ずくめの凛々しい美女となり、猫魂とともに嫌がらせに「仕返し」します!

猫にマタタビ、猫好きなので引き寄せられるように借りてしまいました。

お話は、

「あぁ、いるいるこういう人...。」

と、自分の身近の似たような人を頭に思い浮ぶようなネタが題材なので面白い。

そして猫魂(ねこだま)とされる飼い猫メロの行動が、うちの猫ととっても似ていたので、3割り増しくらいこの本の評価が上がってしまいました。(笑)

飼い主の潔子に嫌がらせをした人間を、猫魂が代わって成敗するっていう短編が4篇ほど収録されてるんですが、私は一話目の鬼海星(おにひとで)の回が一番好き。

その後、嫌がらせした本人は潔子に近づかなくなるんだけど、この復讐の方法が心を痛めつけるってことじゃないのがいいです。

餅でやりかえすって、、、、、発想が可笑しすぎるっ!

ネタバレなので書きませんが、私もきっと安易に近づかなくなるなぁって方法で、無邪気さがあって面白かったです。

今もうちの猫がどっかりと私の膝に乗っかってグフグフいってるところですが、作者の方も自分の飼い猫をモデルにして書いたんでしょうか、「うちの猫もやるやる!」っていう猫の行動がいっぱいあって、そこもなかなか楽しめました。

猫好きで、職場でストレスを抱えてる人にはお勧めです。


三連休の初日から風邪を引きましてね、すぐに良くなるかと思いきや、長引いて、長引いて、今日もまだまだ鼻がぐずぐずいってます。年末にも酷い風邪を引いたので、今回は酷くなる前にとすぐに風邪薬を飲んだんですが効きません。それどころか悪くなっているような...。おとなしく寝ているんですけどね、寝てると鼻が詰まるので起きて鼻をかむ、起きて鼻をかむの繰り返しで寝不足です。私が風邪を引くとおいっこ1号&2号が元気になります...、人にうつすとと治るってやつですか?

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おそろし 宮部みゆき

おそろし 三島屋変調百物語事始
宮部みゆき
角川グループパブリッシング (2008/7/30)
17歳のおちかは、実家で起きたある事件をきっかけに、ぴたりと他人に心を閉ざしてしまった。ふさぎ込む日々を、江戸で三島屋という店を構える叔父夫婦のもとに身を寄せ、慣れないながら黙々と働くことでやり過ごしている。そんなある日、叔父・伊兵衛はおちかを呼ぶと、これから訪ねてくるという客の対応を任せて出かけてしまう。おそるおそる客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていく。いつしか次々に訪れる人々の話は、おちかの心を少しずつ溶かし始めて…哀切にして不可思議。宮部みゆきの「百物語」、ここに始まる。

宮部みゆきさんの本は結構読んでます。

彼女の本には、人に言ったらいけないような、心の奥に潜むどろっとした人間の心理が軸になっているようなお話が多くて、時代物といえど共感するところが多々あって面白い。

また情景の描写が巧みなので、その場所の風景が頭に浮かび、次第に心は話に惹き込まれ、主人公と自分とを重ね合わせながら読んでしまいました。

そのせいか、自分にも思い当たるような人間の身勝手さや自分可愛さからくる行動に、読んでいて心が痛くなる部分もあり、「自分はどうかな?」なんて思いながら読みました。

主人公がまだ若い娘さんなので、話に深みはまだないのですが、このお話は続きそうですし、主人公のおちかが成長するにつれて深みが増してきそうです。

この先、このお話がどう繋がっていくのか、次はどんな怪奇が登場するのか楽しみ。

でも本当に怖いのは、怪じゃなくて、人間かもしれませんねぇ。




この次の読んだのがこちらだったのですが...。




蜜姫村
乾ルカ
角川春樹事務所 (2010/10)
変種のアリを追って、東北の山村に迷い込んだ、東京の大学の講師で昆虫学者の山上一郎は、瀧埜上村の仮巣地区の人々に助けられ、命をとりとめた。翌年、山上は医師でもある妻の和子を説得し、一年間のフィールドワークのために、再び仮巣地区を訪れた。この村には医師がいなかったため、和子にとってもそれはやりがいのある仕事に思えたのだった。優しくて、親切な村の人々。だが、何日かその村で生活していくうちに、和子は違和感を覚える。―みんな健康的過ぎる…医師もいないのに…。

本の帯にだまされました...。

「すごい、すごい、すごい。読書で鳥肌が立ったのは初めてです!(略)by 紀伊国屋書店店員」

みたいなことが書いてあったので、期待して読んだんですが、、、、がっくり。

序盤は期待もあって面白かった、しかし途中からどんどんつまらなくなり、ラストはなんか安っぽいファンタジーのようなオチ。

まず、登場人物に魅力が無いし、先代の国王が弟を殺さずにおいたことが、ラストに繋がる何か重要な理由があると思ったらそうでもないし、なんの感動も、驚きもなく、物語の軸になっているこの一族の能力ってのがまるで生かされてない。

読んだことのない作家さんなので、この人のジャンルが分らないのですが、この手のお話にはこなれてないなという感じです。

先日母の車で出かけたら、家に来たおいっこが私の車があるのを見て、「おねえちゃんはどこかに隠れているはずだ!」と言って探し回ったらしい。(笑)その時、母の携帯から電話をかけてきたんだけど、私はちょうど図書館にいたときで、大きな声が出せずにこそこそ話し、「かけ直すね!」と言ったもんだから、「絶対にどこかに隠れてるはず!」って。いやぁ、本当に子供って可愛いわぁ。

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コンダクター 神永学

コンダクター
神永 学
角川グループパブリッシング 2008-09-26
ミュージカルのオーケストラピットのメンバーとして、音大時代の仲間と再会を果たした朽木奈緒美は、これから始まる仲間との仕事を楽しみにしていた。そんな中、とある場所で謎の変死体が発見されてから、奈緒美の周辺でおかしなことが起こり始める―毎夜の悪夢、アパートの窓から外を見つめる首無しの白骨、次第に壊れ始める友情、そして怪事件を狂信的に追う刑事…音楽を奏でる若者たちの日常が、一見つながりのない複数の出来事で崩壊の道をたどり始める。しかし、それは…。自らの欠落した記憶を追ううちに、いつしか暗黒の渦に巻き込まれてゆく奈緒美がたどり着いた真実とは―。

今年最後の読書メモになるかな、「心霊探偵八雲」シリーズの作者の単行本。

7日間の間に次々と起こる事件と、登場人物たちの心理や行動、そしてラストでその謎が一気に解明されていく手法は、ありがちだけど面白い。

テンポよく読めて、ラストの終わり方から「このシリーズは続くのかな」と期待してしまう1冊でした。

「コンダクター」という名のとおり、事件を指揮する者がいるのですが、これって弟が持っている「金田一少年の事件簿」のマンガの地獄の傀儡子と被ってて、発想としては新しい気は正直しなかったです。

それでも続編が出たらまた読みたいと思う作品、この作者の本って、面白さに波があるけど、くどくどしない読みやすさがあるので好きなのです。

器用な役者さんをコンダクター役にして、深夜のドラマにしたら面白そうなストーリーです。



風邪でうんうん床に臥せってる間に図書館の営業が終わってしまっていました。(泣)

読みたい本をチェックしていたのに、来年開館するまで我慢ですね。(^^;

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プロフィール

あね

Author:あね
ごはんを作る、服をつくる、マイペースです。

簡単ソーイング

袋物の作り方を解説しています。入園・入学の準備にお役立てください。

巾着袋の作り方

裏地付き、マチ付き、折りマチなど、いろんな巾着の作り方を詳しく解説。

ファスナーポーチの作り方

裏地つきのファスナーポーチの作り方を詳しく解説。

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