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いちげんさん デビッド・ゾペティ

4087742431いちげんさん
デビット・ゾペティ
集英社 1997-01-06



日が落ちるとそこかしこから虫の声が聞こえてきて、すっかり秋になりました。

あんなに暑かった夏、いつまで続くんだろうとうんざりだったけど、9月になればちゃんと涼しくなるものですね。

虫の声を聞いてると、ソファで読書をしたくなって、祖母の本を買いに行くついでに、自分の用にも4冊買ってきてしまいました。



「いちげんさん」

タイトルに惹かれて手にしたら、著者がデビッド・ゾペティさんという外国の方でした。

「翻訳本かな?」と思いきや、すばる文学賞受賞作品。

さっそく家に帰って読み始め、二晩ほどで読み終えました。



外国人の目から見た日本人、日本文化が書かれているのに、外国人が日本に住んで感じる疎外感を、京都の町の人が外からの客に対する「いちげんさん」の扱いと重ね合わせ、主人公の感情をうまく伝えています。

目の見えない京子に、文学を朗読するという仕事をしているうちに、どんどん京子に惹かれていく主人公。

独特の比喩、視覚よりも音や触覚の表現が絶妙で、どんどん物語に引き込まれていきました。

ラストのあっけなさが、「いちげんさん」というタイトルをより印象付け、心に何か寂しさを残します。

例えるなら、雨が似合うお話でした。



読み終えてすぐ、「この話を映像にして観てみたいな」と思ったのですが、実はすでに鈴木保奈美さんを主人公にして映画化されていたようです。

残念ながら私の描いた京子のイメージとは違っていたので、その映画を観ることはないと思います。

ただ、イメージとしては綺麗な映像だろうな・・・。



私は好きな文章なので、他の作品も読んでみたいです。
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テーマ : 読書メモ   ジャンル : 本・雑誌

あねちゃーん!
お久しぶりです。ご無沙汰してましたi-257

今年の夏は本当に暑かったね~。
庭に穴掘って地下生活したいぐらいでした。
ん、庭がなかったっけ!(* ̄m ̄)プッ

「いちげんさん」って
タイトル見たとき、なんとなくホラーな小説をイメージしちゃった。
全然違いました。(爆)
例えるなら雨が似合う…
さすがあねちゃんらしい表現です!!
ちょっと読んでみたくなっちゃいました。
図書館で借りた本もなかなか追いつかないのですが…
秋の夜長、ぜひしっとり読書に耽りたいです♪

★さんぽねこさんへ★

あっ、確かに「いちげんさん」ってホラーっぽい!(笑)
京都行きたいなーなんて考えてた時に目にとまった本で、作者が外国人の方でびっくり。
綺麗な日本語でありながら、比喩表現がやっぱりどこか日本人のそれとは違っていてよかったです。
日本人の作家にありがちな、あまりにまわりくどいというか、まどろっこしい心象表現がなくて、すっきり読みやすくて私は好きです。

今年の夏は暑かったけど、いまだに日中暑い日が多いよね。(^^;
異常気象のせいなのか、ナラが枯れてどんぐりが実らないらしく、熊がふもとまで降りてきてるニュースが毎日。
人々の安全を考えれば仕方のないことだともちろん分ってはいるけれど、自然の摂理に従って、食べ物を求めてさ迷っている動物が殺されるのはせつないです・・・。

と書きながら、私ってば熊ものすごく怖いんだけどね。(爆)
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